令和7年度の労働保険・社会保険料率について

令和7年度の労働保険(労災保険、雇用保険)、社会保険(健康保険、介護保険、厚生年金保険)の料率が発表されました。

各保険料率、変更時期をまとめましたので、ご確認ください。

 

労災保険料率(変更なしの予定)

令和6年度と変わりは無い予定となっています。

 

令和6年度の労災保険率について

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/rousai/rousaihoken06/rousai_hokenritsu_kaitei.html

雇用保険料率(料率が下がります)

令和7年4月1日から令和8年3月31日までの雇用保険料率が以下の通り決定し、令和6年度と比較して保険料率が下がります。

 

4月締め給与より、雇用保険料率を変更してください。

 

また、計算した雇用保険料の被保険者負担分に、1円未満の端数が生じたときは、その端数の取扱いは以下のとおりになりますので、ご確認ください。

 

【端数処理のルール】

(1)被保険者負担分を賃金から源泉控除する場合、被保険者負担分の端数が50銭以下の場合は切り捨て、50銭1厘以上の場合は切り上げ

 

(2)被保険者負担分を被保険者が事業主へ現金で払う場合、被保険者負担分の端数が50銭未満の場合は切り捨て、50銭以上の場合は切り上げ

 

(3)ただし、慣習的な取扱い等の特約がある場合には、この限りではありません。

 

令和7年度雇用保険料率

令和7(2025)年度雇用保険料率のご案内(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/content/001401966.pdf

 

健康保険料率(都道府県によって料率が異なります)

令和7年度の協会けんぽの健康保険料率が決定しました。

 

都道府県ごとに保険料率は異なり、下記の協会けんぽのホームページから都道府県別の標準報酬月額ごとの社会保険料額一覧(令和7年3月分からのもの)がダウンロードできますので、ご確認ください。

新保険料率は、令和7年3月分(4月納付分)からの適用となります。 

 

令和7年度保険料額表(令和7年3月分から)(協会けんぽ)

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat330/sb3150/r07/r7ryougakuhyou3gatukara/

 

介護保険料率(料率が下がります)

介護保険料率は、全国一律で1.59%となります。

新保険料率は、令和7年3月分(4月納付分)からの適用となります。 

 

厚生年金保険料率(前年度と変更はありません)

厚生年金保険料率は、年金制度改正に基づき平成16年から段階的に引き上げられてきましたが、平成29年9月を最後に引上げが終了し、厚生年金保険料率は18.3%で固定されています。