毎月勤労統計調査問題による雇用保険・労災保険の追加給付について

 厚生労働省の毎月勤労統計調査において、全数調査するとしていたところを一部抽出調査で行っていたことにより、平成16年以降の同調査における賃金額が低めに出ていた問題により、平成16年以降に雇用保険、労災保険、船員保険の給付を受給した方の一部及び雇用調整助成金など事業主向け助成金を受けた事業主の一部に対し、追加給付が必要となっています。

 現在、システム改修をおこなうなど、対応中とのことですが、厚生労働省より、基本的な対応方針が下記のとおり示されています。

 追加給付の対象者については、今後、手紙による通知を予定しているとのことですが、住所データが無い、住所変更があった場合などは通知が届かないため、そのような場合は下記の専門ダイヤルへ問い合わせをお願いいたします。

 

 

 

 基本的対応方針

・ 以下の基本的方針に則って追加給付を行います。
 ○ 国民の皆様に不利益が生じることのないよう、平成16年以降追加給付が必要となる時期に遡って対応します。(現在受給されている皆様にも対応します。)
 ○追加給付が必要な方には、平成16年以降追加給付が必要となる時期に遡って追加給付を実施します。
 ○本来の額よりも多くなっていた方には、返還は求めないこととします。
 ○ 関係のコンピュー タシステムの改修や住所等の確認など正確な支給のための最低限の準備を経て、対象者の特定、給付額の計算が可能なケースから、できる限り速やかに順次追加給付を開始することを予定しています。

【雇用保険・労災保険・船員保険】
 ○住所データが残っている方については、システム改修等の準備が整い次第、
  お手紙にてご連絡を差し上げることを予定しています。
 ○一方、住所データがない受給者の方(推計延べ1,000万人以上)及び転居等で住所    
  が不明となった受給者の方が多数おられます。
  こうした方々については、記者発表やホームページ等を通じて、追加給付の可能性
  がある給付の種類や受給時期等をお示しし、国民の皆様にお申し出いただくようご  
  協力を呼びかけ、受給者の方からお申し出をいただき、 受給実績やご本人であるこ
  との確認、追加給付額の計算を行った上で、追加給付を行うという流れを想定して
  います。
 ○また、正確な給付のため、対象者の特定、追加給付額の計算のためのシステム改修や、旧システム時代のオフライン管理データを現行システムに戻す作業等に相当の期間が必要となります。
  お申し出の呼びかけや追加給付の開始はシステム対応後となることをご理解いただきますよう、お願い申し上げます。
 
【事業主向け助成金】
 ○上記と概ね同様、所在地データが残っている事業主については、準備が整い次第、
  お手紙にてご連絡を差し上げます。
 ○一方、所在地データがない又は移転等で所在地が不明となった事業主が多数おられます。
  こうした場合についても、記者発表やホームページ等を通じて追加給付の可能性がある受給時期等をお示しし、お申し出を呼びかけ、事業主の皆様からお申し出をいただき、必要な確認・計算の上で、追加給付を行うという流れを想定しています。
★雇用保険追加給付問い合わせ専用ダイヤル 0120-952-807
 (※事業主向け助成金の問い合わせも含む。)
★労災保険追加給付問い合わせ専用ダイヤル 0120-952-824
★船員保険追加給付問い合わせ専用ダイヤル 0120-843-547 又は 0120-830-008
 
受付時間  平日8:30~20:00
               土日祝8:30~17:15
毎月勤労統計調査に係る雇用保険、労災保険等の追加給付について(厚生労働省)